皆さんこんにちは。
浅井いにおさんの、「デッドデッドデーモンズデデデデストラクション」を読みました。
内容もさることながら、かなり印象に残るタイトルです。
作品紹介
あらすじ
舞台は現代の東京。
東京の上空に突如巨大UFOが現れます。
誰もがこの世の終わりだと思いましたが、巨大UFOは攻撃してくるわけではなく、ただただ上空に浮かんでいるだけ。
人々も最初はUFOを警戒していましたが、いつのまにか日常の風景と化してしまい、いつもの生活を送り続けます。
主人公の小山門出(こやまかどで)は東京の女子高生。
同級生達とUFOの下で変わらぬ日常を送っていましたが、この日常が少しずつ崩れていきます。
概要
日常系ディストピアと言えばいいんでしょうか。
日常の中に現れる非日常を描く漫画です。
2020年5月現在で、9巻まで出ています。
ちなみに、題名のデーモンは主人公の「門出」をもじったあだ名からの命名なのだと思います。
この漫画のみどころ
見どころは、日常と非日常が混ざりあう様子ですかね。
主人公の女子高生達は変わらぬ日常のなかで青春を謳歌しますが、もちろんその日常は今までの日常ではなく、日常の皮を被っ非日常です。
UFOに乗ってやってきた知的生命体との闘い。
その戦いに巻き込まれて唐突に亡くなっていく人々。
無抵抗な知的生命体との、凄惨な戦い。
日常は既に非日常だったことが、少しずつ判明していく、混ざり合っていく様子は、考えさせられるものがあります。
絵のタッチやキャラクターもとても可愛らしいので、この非日常の残酷さがより際立ちます。
この漫画のここが残念
日常ベースがあるからこそ、非日常の出来事が際立つ訳ですが、この日常がちょっと冗長に感じることがあります。
アイアムアヒーローも、日常からのゾンビパニックという感じでしたが、あれぐらいの前振りでもよかったかなという感じです。
おススメ度
★★★★☆
星4つでおススメといった感じです。
話が進みだすまで、少しまったりしていますが、壮大な前振りだと思って下さい。